
外科手術を伴うため、場合によっては治療ができないこともあります。
インプラントを行う際は、十分な顎の骨の量があることが必要不可欠です。日本人は特に顎の骨が細いため、歯周の病気を長期間患っていると、骨が溶けてなくなってしまう可能性が高いため、骨移植や骨再生などの治療がインプラントの前にはよく行われています。見た目に歯肉に厚みがあって骨の幅があっても、中身がスカスカということもあるため、検査は慎重に行われます。
骨移植手術を行う際、骨になる人工的な物質を用いる場合と、自分自身の体の一部から骨を移植する場合の二種類に分けられます。当然、自分自身の骨を移植するほうが結合が強くなりますが、インプラントのための骨移植の場合は歯槽骨や顎の骨から採取する場合が多く、細菌感染を防ぐために虫歯や歯周病がないかどうかを念入りにチェックします。また、他人からの骨移植が認められているアメリカでは、インプラントのために他人の骨を移植する方法がよくとられています。
手術は大体2時間前後、骨の採取は1分程度が目安です。自分の骨を削って移植することに不安を覚える方も少なくありませんが、ノミのような器具を使って簡単に削り取ることができ、麻酔も効いているので痛みはほとんどありません。ブロック状に採取した骨をチタンのネジで留め、その隙間を細かい骨で埋め、人工膜を被せた後、歯肉を縫合します。上顎で約6ヶ月、下顎で約4ヶ月ほどできれいに結合します。
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